2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「舞台」の経験が、人にいかなる変化をもたらすのか、という点に関心がある。 アマチュア舞台芸術団体は、個々の力は非力な一市民たちのコラボレーションを可能にすることで、それぞれが本番の舞台に立つという経験を提供する。その時、彼/彼女らは舞台を通…
この本のなかで、自分が「興味もてる」部分はどこか。「夢中になれる」ことは何か。 7 Network and Nonprofits Alexander, Victoria D., 1996a, Museums and Money: The Impact of Funding on Exhibitions, Scholarship, and Management. Bloomington: Indi…
パーソナルソング | 2014年12月6日(土)シアターイメージフォーラムほか全国順次公開personal-song.com ダン・コーエンによる、音楽を用いた認知症ケアプロジェクト「Music & Memory」を描いたドキュメンタリー。下高井戸シネマにて。見ようと思っていたの…
2015.3.20 心理学の概念に対する腑に落ちなさがつのる反面、そもそも自分、社会学の論文だってちゃんと読んできたっけ?となった。結局、『文化経済学』みたいなところの論文を拾って読んでいただけで、社会学は論文ベースでちゃんと勉強していないや。学部…
第7章 動機づけとパーソナリティ 行動を観察し研究するプログラムとしてディシプリンを築いてきた心理学は、行動を因果的に説明する概念として動機づけを用いるようになった。動機という言葉自体、20世紀になって爆発的に用いられるようになったものである。…
https://kogolab.wordpress.com/2014/05/18/jsetken-nagaoka/ ・渡邉文枝・冨永敦子・向後千春(2014)「生活におけるゆとりが楽器を学ぶ意欲に及ぼす影響」『日本教育工学会研究報告集』14(2): 91-98. 何が分かったのか? 2点。 ・「生活的余裕がない」(今…
著者の主張は何? 日本の公教育(特に、高校)がもつ職業的意義を高めること。教育の職業的意義とは、若者が仕事に対して〈適応〉と〈抵抗〉の両方をバランスよくこなす能力を、教育が提供できることを意味する。著者は教育社会学者であり、教育プログラムの…
音楽心理学と音楽教育学をつながていこうという宣言。 第3章 動機づけ 音楽演奏に関係する動機づけの論点は次のとおり。 価値―期待理論 Expectancy-value theory 自己効力感 Self-efficiency フロー理論 Flow theory 帰属理論 Attribution theory (原因帰属…
フンボルト主義に基づき、大学とは「研究と教育」の両方を行う場だと言われる。これまで、それが意味するところは「かつて大学とは研究だけをする機関であったが、近代になって教育的機能を求められるようになった」だと思っていた。だが、実際は逆である。…
うちの研究室のシステムは、学生にとってはやはり魅力的で、進学した意味あるはずと思う。 生涯学習と芸術文化活動に関する研究は、教育・文化政策・社会学などの多領域でそれぞれ微々たるものながら研究が積み重ねられているはずだから、まずそれをしっかり…
社会学×芸術(音楽)教育×文化政策ならではのテーマが書籍になったという事実にまず感謝しよう。学問的な前進はこれからだ。 発表会文化論: アマチュアの表現活動を問う (青弓社ライブラリー) 作者: 宮入恭平 出版社/メーカー: 青弓社 発売日: 2015/02/26 メ…