足跡

@vbear00のメモ

方法

Bourdieu(1963)『社会学者のメチエ』

ふわけんに向けて。 ブルデューが動機づけ概念をけっこうやり玉にあげてる(まだ『心を名づけること』読んでない— じゃんぬ (@vbear00) 2015, 2月 27 動機づけは因果的な説明のために用いられるが、(特に回顧的な研究プログラムから動機づけを明らかにする…

エフェクトサイズに関して

『学習の本質』を読んでいると、形成的評価(formative assessment)や共同学習(collaborative learning)による学習効果を説明するのに「エフェクトサイズ」という値が示されている。これがどのような量なのか今いちわからない。 本書の中で示されている定…

スペクター&キツセ(1977=1990)『社会問題の構築』

第7章社会問題の自然史を。 パークは、社会学と歴史学の違いについて、社会学は制度に注目すること、そして特定な個々のケースたちを比較することによって、ある現象のタイプを集合的に描写し、そして一般性をもった出来事のシークエンスを析出していくこと…

宝月誠(2010)「事例研究から仮説構成の可能性」

方法論。シカゴ学派系の、質的調査から仮説構成していく方法論のまとめ。しかしこうして方法論を調べるにつれ、自分が卒論でやったことの不十分さが突きつけられてつらい。 ブルーマーの自然主義的探求:経験的世界のあらゆる資料を集め、事実に基づいて語る…

荒牧草平(2000)「教育機会の格差は減少したか」

方法論の流れということで、日本の階層システム第3巻を見つけたので読んでみる。 本稿のなかで、出身階層・コーホート・中等教育進学/非進学の3つの変数によって対数線型モデルを用いて分析がされている。これを読み解きたいのだが、難しい。対数線型モデ…

秋葉(2009)「エスノメソドロジー研究のパフォーマンス」/赤川(2009)「言説分析は、社会調査の手法たりえるか」

卒論やってて自分の知見を生み出すことの困難さ、質的研究のつらさを痛感したり、修士での研究は実践的なものも求められるのだろうかと考えたり、あるいは、「社会学者が実際にやっていること/やってきたことは何か」の研究プログラムの萌芽を見たりするな…

スメルサー(1988=1996)『社会科学における比較の方法』

計量分析は比較の方法を用いることが当たり前なのに対し、質的分析はそうでないところが、質的研究やる人は気をつけなきゃいけないところかもしれない。クロス表という比較の真髄みたいなものが基本にあるか、QCAのような方法をあえてもってくる必要があるか…