足跡

@vbear00のメモ

学習

山内・森・安斎(2013)ワークショップデザイン論

そこで、課題設定を「”アンプラグドケータイ”が実現した未来を思い浮かべて具体的な『利用シーン』を考えること」とし、アイデアの拡がりの可能性を残しながらもユーザーの心理や行動を想像せざるを得ない条件を設定した(87) 生意気に文句だけ言うのが得意…

福島(2010)学習の生態学

P.139に経営学者Weickによる面白い主張が紹介されている。曰く、組織化とは複雑さの縮減であるのに対し、学習とは複雑さの拡大である、と。それゆえ組織化と学習のあいだには本質的な矛盾があるという。これを芸術に引きつけてみれば、学習とは様々な表現の…

ショーン(1983=2007)省察的実践とは何か

専門家は社会の中で不可欠な存在となっているのと同時に、彼らのもつ専門的な知識の有効性、社会の課題を解決できる能力への懐疑が高まっている。悪化する都市環境や貧困、環境問題といったトピックは、専門家の知識では太刀打ちできないように見える。それ…

上田信行・中原淳(2013)『プレイフル・ラーニング』

「舞台」の経験が、人にいかなる変化をもたらすのか、という点に関心がある。 アマチュア舞台芸術団体は、個々の力は非力な一市民たちのコラボレーションを可能にすることで、それぞれが本番の舞台に立つという経験を提供する。その時、彼/彼女らは舞台を通…

OECD教育研究革新センター(2010=2013)『学習の本質』

21世紀型スキルの習得を基軸にすえつつ、数十年の蓄積がある学習科学のレビューと実践への接続を目指した本。学習研究への入門書としても有用。 「アセスメントの本質は、生徒が取り組むように求められる活動の認知的な要素を定義することである」(p. 244…

茂呂ほか(2012)『状況と活動の心理学』

内容盛りだくさんでお腹いっぱい。 なんで学習周辺でICT技術使うのが幅を利かせてるのかわからなかったのだけど、大戦中にアメリカの兵員教育にコンピュータが使われたのがはじまりで、スプートニク・ショックの際にはCAI研究にめっちゃ補助金が出たのが教育…