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@vbear00のメモ

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Smilde (2012) Lifelong learning for professional musicians

以下の本の著者。Oxford Handbook of Music Education所収。だいぶ前に見かけていたのにスルーしていたけど、自分がキャリア=生涯の中の学習という位置づけをするようになって、おそらく最重要文献の一つになるんじゃないかという気がする。 Musicians as L…

Danziger(1994=2005)『心を名づけること』

第7章 動機づけとパーソナリティ 行動を観察し研究するプログラムとしてディシプリンを築いてきた心理学は、行動を因果的に説明する概念として動機づけを用いるようになった。動機という言葉自体、20世紀になって爆発的に用いられるようになったものである。…

渡邉文枝・冨永敦子・向後千春(2014)「生活におけるゆとりが楽器を学ぶ意欲に及ぼす影響」

https://kogolab.wordpress.com/2014/05/18/jsetken-nagaoka/ ・渡邉文枝・冨永敦子・向後千春(2014)「生活におけるゆとりが楽器を学ぶ意欲に及ぼす影響」『日本教育工学会研究報告集』14(2): 91-98. 何が分かったのか? 2点。 ・「生活的余裕がない」(今…

Bourdieu(1963)『社会学者のメチエ』

ふわけんに向けて。 ブルデューが動機づけ概念をけっこうやり玉にあげてる(まだ『心を名づけること』読んでない— じゃんぬ (@vbear00) 2015, 2月 27 動機づけは因果的な説明のために用いられるが、(特に回顧的な研究プログラムから動機づけを明らかにする…

秋葉(2009)「エスノメソドロジー研究のパフォーマンス」/赤川(2009)「言説分析は、社会調査の手法たりえるか」

卒論やってて自分の知見を生み出すことの困難さ、質的研究のつらさを痛感したり、修士での研究は実践的なものも求められるのだろうかと考えたり、あるいは、「社会学者が実際にやっていること/やってきたことは何か」の研究プログラムの萌芽を見たりするな…

杉江(2000)「音楽教育の社会的機能に関する一考察」/宮田ほか(2011)「生涯教育としての合唱活動「おかあさんコーラス」

アマチュア合唱団に関するアンケート調査三本。水田ほか(2010)は、あまり研究として注目するところはない。 7:3の法則と、合唱をはじめる動機・やめる動機がポイント。 杉江淑子(2000)「音楽教育の社会的機能に関する一考察 ー音楽活動参加者の構造的…

野宮(2001)「民衆の反乱と社会変動」/井出(2006)「質的データからメカニズムを探る:ブール代数分析」

ふわけん課題文献。レイガン発案のブール代数=アプローチ質的比較分析(QCA)の手法と分析例。質的なカテゴリー化から、因果関係の推測に持ち込める。「社会学の人は本質に持ち込もうとするけどそれはムリ」に対する応答になるのでは。教育工学でも使えると…

佐藤俊樹(2006)「近代における組織と公共性」

近代の概念と公共性 (追記:2014.12.6)創発効果への関与可能性と、そのためのリソースの不平等という問題設定できる 公共性/共同体を原理的な矛盾でなく、個々の事例おける選択のためのリソース分布の問題として見て良いような感じを得られた— じゃ (@vbea…

宮本直美(2012)「市民的公共性と芸術」

宮本直美(2012)「市民的公共性と芸術」『公共社会学1』 盛山和夫(2012)「公共社会学とは何か」『公共社会学1』 公共社会学1 リスク・市民社会・公共性 作者: 盛山和夫,上野千鶴子,武川正吾 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2012/07/31 メディ…

小特集:佐藤健二の世界

小特集佐藤健二の世界 小特集のタイトルは「近代的方法の自覚による近代の相対化——せめぎあいの舞台としての『ことば』」になります— じゃんぬ (@vbear00) 2014, 11月 24 佐藤健二, 2014, 「『演説』と『挨拶』の公共圏 ――声の力の原点から考える」熊野純彦…

曽田修司(2007)「公立文化施設の公共性をめぐって」/川本ほか(2010)「公共施設における開かれた利便供与の枠組みに関する研究」

卒論第2章関連。『文化経済学』のうち2007年以降電子化されていないもの中心に。 曽田修司(2007)「公立文化施設の公共性をめぐって――「対話の可能性」に、共同体的価値と参加の保証を見る視点から」『文化経済学』5(3), 47-55 高木崇雄(2008)「地方ミュ…