苅谷剛彦編(2014)『「地元」の文化力』
『「地元」の文化力』テーマ的にはとてもオモシロイ本なのに、アマゾンレビューにもあったけど、研究者がこの手のテーマを扱おうとすると、どうしていつも学問の皮を被ったエッセイばかりになってしまうのか。
— じゃんぬ (@vbear00) 2014, 12月 28
苅谷剛彦「参加のパラドクスと地域社会のゆくえ」なんて、アイデア的にはマイ卒論にかなり通じるものなのに、だからこそ、なんでちゃんと本気で研究してくれなかったのと思う
— じゃんぬ (@vbear00) 2014, 12月 28
苅谷エッセイにもレイブ&ウェンガー出てきたし、学習論でもないのに最近行くとこ読むとこでお目にかかる
— じゃんぬ (@vbear00) 2014, 12月 28
地域の文化活動への正統的周辺参加に関して、活動のレベルの高さと、その敷居の低さがトレードオフなことを、(アイデアとして)指摘した苅谷剛彦にはものすごく共感する。自分もこれを非常に研究したい。だからこそ、これだけ豪華な先生陣(ゆえに忙しいからだからだろうが)が、「視察」程度の観察で、この「研究」を済ましてしまうことが残念でならない。もうちょっと一般の大学院生いれて、がっつり参与観察させればよかったのに。逆に言えば、ぼくが手を付けるべき領域が示されているわけだが。
- 第1章 それぞれの地元の唯一の解
- 第2章 ほどほどの隣人、ほどほどの他人
- 第3章 地域文化2.0
- 第4章 風の女神たち
- 第5章 アートなプロジェクトたちの妄想力
- 第6章 アンチ東京化
- 第7章 全国調査データでみる地域文化活動の「平均像」
- 第8章 参加のパラドクスと地域社会のゆくえ