足跡

@vbear00のメモ

苅谷剛彦編(2014)『「地元」の文化力』

地域の文化活動への正統的周辺参加に関して、活動のレベルの高さと、その敷居の低さがトレードオフなことを、(アイデアとして)指摘した苅谷剛彦にはものすごく共感する。自分もこれを非常に研究したい。だからこそ、これだけ豪華な先生陣(ゆえに忙しいからだからだろうが)が、「視察」程度の観察で、この「研究」を済ましてしまうことが残念でならない。もうちょっと一般の大学院生いれて、がっつり参与観察させればよかったのに。逆に言えば、ぼくが手を付けるべき領域が示されているわけだが。

 

「地元」の文化力: 地域の未来のつくりかた (河出ブックス)

「地元」の文化力: 地域の未来のつくりかた (河出ブックス)

 
  • 第1章 それぞれの地元の唯一の解
  • 第2章 ほどほどの隣人、ほどほどの他人
  • 第3章 地域文化2.0
  • 第4章 風の女神たち
  • 第5章 アートなプロジェクトたちの妄想力
  • 第6章 アンチ東京化
  • 第7章 全国調査データでみる地域文化活動の「平均像」
  • 第8章 参加のパラドクスと地域社会のゆくえ

 

ふるさとをつくる:アマチュア文化最前線 (単行本)

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